
子どもと犬を遊ばせたいけど…怪我とか大丈夫かな?



ちょっとしたポイントを抑えるだけで楽しく安全に遊べるよ!
子どもと犬が一緒に遊んでいる光景ってほんとうに癒されます!
でも事故やトラブルのリスクが心配ですよね。
今回の記事では子どもと犬が一緒に遊ぶためのポイントや、安全で楽しいふれあいグッズを徹底調査していきます♪
子どもと犬がふれあうメリットとは?お互いに刺激し合う関係に


実は子どもと犬のふれあいには子どもの心の発達をサポートする効果がたくさんあるんです。
たとえば、東京都が発行している「動物とのふれあい推進ガイド」では



動物との触れ合いは、幼児における共感力や思いやりの発達を促進する(東京都生活文化局「動物とのふれあい推進ガイド」2022年版)
と明記されています。
このように犬と過ごす日常のなかで、子どもは自然と「命の大切さ」「感情のコントロール」「他者への思いやり」を身につけていくのです!
とくに未就学児などの小さな子どもは、言葉だけで相手の気持ちを学ぶのが難しい時期。
でも、犬とふれあうことで「嬉しいとシッポをふる」「怒ると吠える」といった感情表現を身体で覚えていくようになります。
犬にとっても子どもと遊ぶ時間は刺激や運動になって、日々の生活にハリが出ます。
つまり、お互いの成長にとってすごくプラスな時間になるんですね!
動物とのふれあいで育つ「共感力」と「責任感」
子どもは犬をただのおもちゃやぬいぐるみとは違う、「生きている存在」として接するようになります。
この経験が将来的に大きな意味を持つと言われているんです!
アメリカの教育心理学者トーマス・リックマン氏の研究(2016, Journal of Child Psychology)によると「動物との日常的な関わりを持つ子どもは、他人の感情をより理解しやすくなる傾向がある」という結果が出ています。



わんちゃんにやさしくするっていうことは、「相手の気持ちを想像する力」が育っているんだね♪
たとえば…
- 「今は眠そうだから、そっとしておこう」
- 「さっき遊びすぎたから、ちょっと休ませてあげよう」
と、こんな風に考えられる子どもは人間関係でも空気を読めるタイプに育ちやすいという声もあるほど。
さらに、ごはんをあげたりお水を替えるといったお世話を通して自分がやらなきゃいけないことへの責任感も育っていきます。
もちろん最初は失敗もあるかもしれませんが、「できた!」という体験が自信になり自立心にもつながります♪
「癒し」と「安心感」も与えてくれる存在に
犬ってただ遊ぶだけの相手じゃないんです!
子どもにとっては見守ってくれる存在でもあるんですよね。
とくに夜や体調が悪いときなど、子どもが不安になりやすいタイミングで犬がそばにいてくれるだけで落ち着くことも。
実際、ペットと子どもの関係性について調査した米国CDC(疾病予防管理センター)の報告書では「ペットと過ごす子どもは孤独感や不安を感じにくく、感情の安定性が高い傾向にある」と記されています。



癒しの存在であると同時に心の安定性も保ってくれる!
親からしても子どもがひとりで不安そうにしているとき、わんちゃんがそばで寄り添ってくれている姿を見ると本当に心強いですよね。
「犬の存在が子どもの毎日を支えてくれている!」
そんな風に思える時間が、ふれあいのなかにはぎゅっと詰まっているんです。
安心して遊ぶために!知っておきたいルール2つをご紹介





うちの子と犬、仲良しだから大丈夫!
そう思っていても事故やケガは一瞬で起きてしまうもの。
とくに幼児と犬はどちらもまだ「相手の気持ちを完全に理解する」ということができません。
たとえば
- 犬は本能的に「嫌だ!」と思うと噛むことがある
- 子どもは加減がわからず、耳やしっぽを引っ張ることもある
- 遊びのテンションが上がりすぎて、どちらかが転んでケガをする
など、ちょっとした油断が「危ない!」につながってしまうんです。
でも、少しのルールとちょっとした工夫を取り入れるだけで子どもと犬のふれあいは安全で楽しい時間になります♪
つぎに知っておきたいルールを2つご紹介しましょう!
ルール1.犬の「気持ちサイン」を親子で覚える
犬は言葉を話さないけれど感情はしっかりと表現しています。



大事なのはそのサインを見逃さないこと!
こちらの表は犬の代表的な「やめてほしいサイン」をまとめたものです。
【代表的な犬のサインと意味】
犬のサイン | 意味 |
---|---|
耳を後ろに倒す | 怖がってる・不安 |
しっぽを丸める | 警戒している |
目の白目部分が大きく見える(クジラ目) | 強いストレス |
低くうなる | 我慢の限界が近い |
こうしたサインが見えたらすぐに遊びをやめるか、距離を取るようにすることが大切!
小さな子どもにも「このときは、やだよって言ってるよ」などとわかりやすく教えることで、少しずつ犬の気持ちを理解できるようになります。
大人がそばにいてこの遊びはOK、それはやめよう、とコントロールしてあげることが安全なふれあいのカギなんです。
遊び時間は短め&必ず見守りを!
子どもと犬はどちらもエネルギッシュ!



でも体力や集中力には限界が…。
とくに犬は子どものテンションや動きに気圧されてしまい、無理して付き合ってしまうこともあるんです。
そんなとき、注意するポイントはこちら!
- 一度の遊びは10〜15分程度にする
- 途中でお水休憩を挟む
- 犬が自分のスペースに戻ったら、無理に追いかけない
など、休憩を意識したふれあい時間をつくるのが理想です。
また、「ひっぱり合い」「追いかけっこ」などの激しい遊びはテンションが急上昇しすぎると事故につながることも。
基本は大人が一緒に遊ぶかそばで見守るスタイルにすることが大切ですね!
おすすめグッズ&遊び方の年齢別アドバイス


犬用のおもちゃってたくさん種類がありますよね。
でも、子どもと一緒に遊ぶことを前提に選ぶとポイントがちょっと変わってきます。
大切なのはこちらの3点。
- 素材がやわらかくて安全か(ぶつかっても痛くない)
- 子どもでも扱いやすいか(軽くて持ちやすい)
- 犬もちゃんと楽しめる設計か(噛み応え・反応性)
この3つをクリアしていれば自然と「一緒に遊べる」時間が増えていきます!
そしてもうひとつ年齢に合った遊び方も意識したいところ。



3歳と5歳ではできることがまったく違うもんね。
ふれあいの内容も「見る→触る→一緒に遊ぶ→しつけに挑戦」とステップアップしていくのが理想です。
つぎに年齢別におすすめのふれあいグッズを見ていきましょう♪
年齢別!子どもと犬におすすめのふれあいグッズ&遊び方
こちらの表をご覧ください!
【子どもの年齢別おすすめグッズと遊び方のポイント】
子どもの年齢 | 発達段階 | 遊びの目的 | おすすめグッズ | 遊び方のポイント |
---|---|---|---|---|
1〜3歳 | ・見る・触れることが中心 ・模倣や興味の幅が広がる時期 ・まだ運動や言葉の発達途中 | ・犬に慣れる・興味を持つ ・触れ合いの基礎づくり | ・布製ロープトイ ・音が出るぬいぐるみ ・知育おやつボール | ・「見る・触る」中心のふれあい ・大人がロープを動かし、子どもは見るだけでもOK ・静かな環境で短時間が◎ |
4〜6歳 | ・自分で考えて動く力が育つ ・簡単なルールや会話が理解できる ・真似っこやごっこ遊びが楽しい時期 | ・犬と「一緒に遊ぶ」体験 ・しつけごっこなどで思いやりを育む | ・やわらかフリスビー ・トンネルセット ・スイッチで動く犬用ボール | ・一緒に動いて遊べる時期 ・かくれんぼやしつけごっこがおすすめ ・子どもが「教える役」になると自信も育つ! |
このように子どもの年齢によって遊び方のポイントとなる部分が大きく変わっていきます。



遊び方によって使うグッズも変わるね!
つぎに1~3歳、4~6歳に分けて詳しく説明していきますね♪
【1〜3歳】はじめてのふれあいにぴったり!安心グッズで優しい時間を
1〜3歳の子どもはまだ身体の動きや感覚が発達途中。
犬と遊ぶといっても「見て楽しむ」「軽く触れてみる」といった静かな関わりが中心です。



大人のサポートが必須なので無理に一緒に遊ばせる必要はないよ!
大事なのは「犬=安心で楽しい存在」と感じられる環境づくり♪
そんな時期にぴったりなのが柔らかい素材でできたぬいぐるみタイプのおもちゃや、音で反応する知育グッズなど。
たとえば、以下のような商品が人気です。
商品名 | 特徴 | 販売場所 |
---|---|---|
ノーズワークトイ 犬用ぬいぐるみ(Mendota Pet) | 音が鳴るぬいぐるみ+おやつを中に隠せる知育型 | Amazon、楽天、ペット専門店 |
犬用コットンロープトイ(アイリスオーヤマ) | やわらか素材で歯にも優しい。見てるだけでも楽しい色合い | ホームセンター、Amazon |
プラッシュパピー おしゃべりボール | 転がすと音が鳴る!赤ちゃんでも興味津々に | 楽天、Yahoo!ショッピング |
「ノーズワークトイ」は犬がぬいぐるみの中に隠したおやつを鼻で探す知育おもちゃ。
子どもはそれを観察するだけでワクワクするし、「おやつ探せるかな〜?」と声をかけるだけでも犬とのふれあいが生まれます。
また、カラフルなロープトイもおすすめ。
アイリスオーヤマの製品は赤ちゃんが触っても安心な素材で犬がくわえて遊ぶ様子を見るのも楽しい時間になります。
重要なのは大人が遊びの橋渡しになること。
犬と子どもが一緒に安心して過ごせる環境を整えることで自然とふれあいが深まっていきますよ。
【4〜6歳】遊びの幅がぐっと広がる!一緒に動いて楽しいふれあいグッズ
4〜6歳になると子どもは運動能力や言葉の理解力がグンと伸び、犬と一緒に「遊ぶ」ことができるようになります。
この時期は「一緒に動く」「教える」「ごっこ遊び」といった要素を含んだ遊びが最適です。
特に人気なのは軽くて扱いやすいフリスビーや、自動で転がる犬用ボールなど。
以下の商品は親子とわんちゃんの遊びに取り入れやすいですよ。
商品名 | 特徴 | 販売場所 |
---|---|---|
ドギーマン ふわふわフリスビー | やわらか素材で投げやすく、当たっても痛くない | ホームセンター、Amazon |
iDog トンネルセット | 犬がくぐって遊べる!子どもとのかくれんぼに◎ | iDog公式サイト、楽天 |
PETKIT 犬用電動ボール | スイッチで自動転がり。子どもも操作が簡単 | Amazon、ペットショップ |
「ドギーマンのふわふわフリスビー」はとっても軽くて投げやすい!
万が一子どもに当たっても痛くないので初めてのキャッチボールにぴったり。



子どもが「なげて〜!」と犬に話しかけながら楽しめる♪
iDogのトンネルは犬がくぐって遊ぶだけでなく、子どもとかくれんぼしたり追いかけっこしたりと使い方いろいろ。
雨の日の室内遊びにも便利です!
そしてPETKITの電動ボールは、スイッチを入れると自動で不規則に転がってくれるので犬も子どもも大興奮!
簡単にON、OFFできるので子どもも操作しやすいです。
この時期は子どもが「犬に教える・声をかける」ことが楽しい時期。
ふれあいを通して「相手に合わせる」「思いやる」気持ちも育まれますよ♪
グッズを上手に使って、遊びながら心の成長を引き出せたら最高ですよね。
実際どうだった?みんなのリアル体験談


ここまで子どもと犬のふれあいのメリットや遊び方のコツ、安全面について紹介してきましたがやっぱり一番気になるのは「実際どうなの?」ってことですよね。
- 「本当に仲良くなるの?」
- 「遊ばせてみたけど、うまくいかなくて…」
- 「ふれあいを通して、子どもに変化はあった?」
そんな疑問にこたえるために、実際に子どもと犬を一緒に育てているご家庭の声を集めました!
今回はSNSや子育て系ブログから、実体験に基づいたリアルなエピソードをピックアップしています。



わんちゃんと子どもの関わりって実際どうなのか、リアルな声を聞いてみよう!
うまくいったことだけでなく、ちょっとヒヤッとした話や工夫したポイントも紹介するのでぜひ参考にご覧ください!
ではさっそく、先輩パパママたちのエピソードを見ていきましょう!
犬が苦手だった娘がふれあいを通じて優しくなった
神奈川県在住のKさん(30代・女性)は、2歳のときに娘さんと一緒に保護犬を迎えました。



最初は娘がちょっかいを出しすぎて、犬が怖がっていたんです。
正直「これは無理かも…」と思ったことも。
そこで工夫したのが、ぬいぐるみ型のおもちゃを一緒に使ったりおやつを手渡す練習を始めたこと。
「やさしくなでてね」とか、「いまは眠ってるよ」っていう声かけを繰り返すうちに娘がちゃんと犬の気持ちを考えられるようになってきたのだとか。
少しずつ変化が現れるようになったんですね!



結果として犬がいるおかげで、「人の気持ちに気づける子」に成長してくれた気がします。
(参照:子育て×犬ブログ「うちのむすめとミニダックス」より https://uchinomusume-doglife.jp)
見守り時間とルールを決めて息子の遊び方が上手になった
埼玉県のYさん(40代・男性)は、元気いっぱいな3歳の息子さんとやんちゃな柴犬を同時に育て中。



はじめはお互いテンションが高くて毎日がケンカ…。
おもちゃの取り合いで噛まれそうになったり、犬がびっくりして吠えてしまったりと、しばらくは「無理かも」と思う場面が続いたといいます。
そこで工夫したのが、おもちゃタイムとおやすみタイムを分けて、子どもにも「今はお休みタイムだよ」って教え続けること。
すると息子さんは「わんちゃん、いま眠いのかな?」「おすわりしてからなでるね」と、犬の気持ちを考える発言が増えるようになっていったんです!



トラブルもあったけど、それを越えて「家族」になれた感じがします。
(参照:Instagram @shiba_life_kosodate)
子どもと犬が一緒に遊べる!安全&楽しいふれあいグッズ&ルールガイド まとめ


今回は、子どもと犬が一緒に遊ぶための安全で楽しいふれあいグッズやルールを調査しました。
子どもと犬が一緒に過ごす時間ってただ可愛いだけじゃなく、心の成長や学びに直結している大切な時間なんだということがわかりました。
- 思いやりを持つこと
- 相手の気持ちを考えること
- 命あるものと接する責任感
このようなことが、犬と子どもがふれあうことで自然と身についていくんですね。
もちろん調査したように、ふれあいにはルールや注意点は必要!



お互いを理解して深い信頼関係や絆が生まれていくんだね!
今回紹介したようなやわらかいおもちゃや一緒に楽しめるグッズ、年齢に合わせた遊び方を上手に取り入れることで、ふれあいの時間はもっと豊かで安心なものになります♪
わんちゃんのグッズをもっとみたい人はぜひこちらの記事もチェックしてみてください👇
ふれあいの「はじめの一歩」、踏み出してみてくださいね!