
今日のご飯おでんだったんだけど
常温で一晩おいてもいいのかしら?



おでんは時間をおくほど旨味が増すから
残ったおでんを一晩おいておく人も多いんじゃないかな



うちは、冷蔵に入れるんだけど
放置して冷ましてたらそのまま忘れちゃったりして
焦るのよね



実際、おでんって常温で何日もつのかしら…
常温で保存できたら冷蔵庫のスペースも取らないから楽なんだけど
おでんは、一回作ったらなるべく時間をかけて、ロングスパンで食べきりたいですよね。



うんうん!
だって汁に浸ってる時間が長いほど美味しくなるもん♪
作ったはいいものの保存が面倒くさいので、一晩くらい常温でそのまま放置しておきたい方も多いでしょう。
しかし、冬場はともかく、暖かい環境でおでんを放置するのは危険なんです!
この記事では、保存環境ごとにおでんが何日もつのか詳しく解説しているので、保存する際の参考にしてみてください!
最後に、おでんの品質を保つ簡単なコツも見ていくので、念のためチェックしておきましょう♪
おでんは常温で一晩おいても大丈夫?何日もつのか分かりやすくご紹介!


おでんが常温で一晩おいても大丈夫かどうかですが、これは季節によるところが大きいです。
まず、夏場におでんを一晩おくのは、傷む可能性が高いので止めておきましょう!
一方、十分に加熱調整すれば、冬場は常温で2日、最大で3日まで日持ちさせられます。
夏場や、冬場でも暖房を入れて室温が高くなっているような場合は、1日、最悪の場合は一晩で腐敗が始まるので注意してください。



おでんの保存には季節、
もっと言えば室温の管理が大事そうだね
ここでは、おでんを保存するにあたって、常温での保存期間・冷蔵での保存期間・冷凍での保存期間
冬場は一晩おけるが、夏場は危ない!
夏場は絶対にダメですが、秋冬の涼しい季節(10℃以下)であれば、一晩はおでんを常温保存できます。
ただし、冬場でも暖房をガンガンに効かせた部屋での保存はオススメしません。



人間がちょっと肌寒いと感じるくらいの温度なら
常温で一晩放置できそうだね♪
おでんが腐った時の特徴は以下の4つなので、おでんの状態が心配な方は参考にしてください!
・灰汁のような泡が浮いている
・粘りがあり糸を引いている
・大根がドロドロになっている
・異臭がするうえ、食べると酸っぱい
ここからは、いよいよ「常温」「冷蔵」「冷凍」のケースに分けて、おでんを保存する方法を分かりやすくご紹介していきます♪
常温で保存する方法!
常温保存の場合、日持ちは1~3日が限度です。(涼しい環境に限る)
常温保存する場合だと、室温は10℃以下が理想です。
さらに具材でいうと、卵は傷みやすいため早めに食べ切りましょう。
そのため、殻をむいたゆで卵はその日に食べきるのが望ましいです。
1日に1~2回は加熱する
常温で2~3日保存しておきたい場合は、1日に1~2回加熱することがポイントです。
食べ物を腐敗させ食中毒を引き起こす菌や微生物は、約60~100度で1分程度加熱すると死滅すると言われています。
加熱する際は、おでんが煮立ってから5~10分煮続けましょう。
しかし食品の中心部分まで熱が伝わるまでには時間がかかるため、数分間加熱し続けることが大事です。
中には100度で加熱しても生存し続けるしぶとい菌もいます。
菌がどうしても心配という方は、冷蔵か冷凍保存がオススメです。
蓋をして密閉する
おでんが空気に触れないように、しっかり蓋をしておくことも大切です。
空気中には食べ物が傷む原因となる菌や微生物がいるため、なるべく鍋に入れないようにします。
密閉できる保存袋(ジップロック等)に入れ替えて保存するのも良いでしょう。
空気に触れないだけでなく、鍋をそのまま置いておくよりコンパクトに保存できますよ!
室温と直射日光に気をつける
常温の場合はとくに、おでんを保存しておく部屋の温度にも注意しなければいけません。
おでんを常温保存する際は、10度以下で保存するのが理想です。
冬場に暖房をつけっぱなしで室温が高い、室温は問題なくても直射日光に当たるなどの環境は傷みやすくなります。



室温や直射日光に当たらないかどうかもチェックしておかなきゃ!
冷蔵で保存する方法!
おでんは冷蔵すると7日はもちます。
おでんを冷蔵保存する際のポイントは次の2つです。
・鍋ごと冷蔵庫で保存する
・1日に1〜2回は火にかける(殺菌効果あり)
鍋の粗熱を取ったら、そのまま冷蔵庫に入れるのがベストです。



鍋が冷蔵庫に入らなかったら
具材と汁を分けて保存するといいよ♪
冷蔵保存でも、常温保存と同様に毎日1回は火にかけるようにしましょう。
というわけで、冷蔵保存では加熱しない場合で3日ほど、定期的に加熱する場合は7日ほど保存できます。
鍋を冷蔵庫に入れる時は、冷やすのがポイントです。
熱い鍋をそのまま入れると、冷蔵庫内の他の食材が傷んでしまったり、鍋の中に結露ができて傷みやすくなります。
そのため、おでんを保存する場合は、すみやかに粗熱をとって冷蔵庫に入れましょう。
冷凍で保存する方法!
おでんを冷凍保存すると、最大で1ヶ月程度はもちます。
注意点として、おでんは冷凍保存できる具材とできない具材があります。
卵、こんにゃく、大根、じゃがいもは冷凍すると劣化するため、冷凍保存はオススメしません。
冷凍保存できるのは、はんぺんやさつま揚げ、つみれ、ちくわなどの練り物と肉類です。
そのため、練り物と肉類以外は作った日に食べ切るようにして、練り物を中心に冷凍するのがオススメですよ♪
汁と具材は、それぞれ密閉できる保存容器に分けて、しっかり空気を抜いてから冷凍庫へ入れます。
冷凍する場合でも念のため、1ヵ月以内を目安に食べ切りましょう。
美味しく食べられる解凍方法!
凍ったおでんの具材を、電子レンジで解凍した汁と一緒に鍋に入れて煮込むと美味しくいただけますよ♪
その際、強火でグツグツ煮込むと汁が濃くなってしまうため、弱火でじっくり煮込むようにすれば、濃くなり過ぎず具材も程よく溶けて美味しくなります。
知らなかった!おでんを日持ちさせる簡単なコツ3選!


おでんの保存期間は、環境に依るところが大きいということでした。
しかし、おでんの品質を維持するためのコツはあります。



食中毒とか怖いから
なるべく下手なことしないように勉強しとかないとな♪
ここでは、おでんを日持ちさせるために簡単に実行できるコツ3つをご紹介していくので、参考にしてみてください♪
鍋に菌が入らないようにする
外気に触れないようにすることが大事です。
空気中には無数の菌が舞っているので、なるべく蓋をするべきです。
また、蓋をする時に、蓋に溜まった蒸気が鍋の中に落ちるのも腐敗促進の要因になるので注意しましょう。
最後に、出汁を味見する際レードル(おたま)から直接味見をして、そのままレードルを鍋に戻して使うと、如実に腐敗が進んでしまいます。



私やっちゃってた!



なるべく唾液は料理の中に入れないようにしたいね♪
おでんの品質を長期的に維持するために、調理器具と口に入れる器具を区別して使いましょう♪
味付けを濃くする
おでんを作る時は、塩や砂糖などの調味料を多めに投入し、味付けを濃くしましょう。
なぜなら、塩や砂糖の浸透圧によって食品内の水分が排出され、腐敗の原因となる微生物の発生や活動を抑えられるからです。
梅干しや漬物、ジャムなどが日持ちするのは塩分濃度や糖度が高いためです。
まとめて作ったおでんを保存したい場合は、濃いめに作っておき、食べる時に水や出汁を加えて薄めると良いでしょう。
急冷させて保存する(冷蔵・冷凍の場合)
おでんを冷蔵または冷凍保存する場合は、鍋をそのまま放置して冷ますより、急冷させて素早く粗熱をとりましょう。



ボールに水を張って、保冷剤か氷を浸してから鍋を冷やすのが簡単でオススメだよ♪
粗熱を素早くとる理由は、食感や風味を維持をするのと、カビの繁殖を抑えるためです。
そのため、食べない時は、おでんが熱い時間をいかに短くするかが大事になってきます。



粗熱ってどれくら冷ませばいいの?



鍋が手で触れるくらいの温度かどうかが
粗熱が取れたかどうかの目安になるよ!
【おでん】常温で一晩おいてもいい?何日もつのか徹底調査!まとめ


今回は、おでんを常温で一晩おいても大丈夫なのかについてまとめてきました!



おでんが常温で一晩耐えられるかは
室温によるってことだね!



そうだね♪
夏は室温関係なく一晩おくのは危険だけど
冬なら一晩はOKよ!



基本おでんは作り置きするもんだから
保存方法によって何日もつのか把握するのは大事だね♪
おでんは保存する温度によって、保存期間が何日なのかが決まってきます。
それでは、環境別におでんの保存期間についておさらいしておきましょう!
・常温保存:1日〜3日(ただし、冬場に限る。1日に必ず1回は加熱する。)
・冷蔵保存:1週間(1日に最低1回は加熱する。)
・冷凍保存:最大で1ヶ月
今回ご紹介したおでんの保存方法をぜひ参考にしていただいて、おでんをロングスパンで美味しくいただいちゃってください♪