近年の夏は猛暑日が増え、屋外だけでなく、家庭の中でも油断できない暑さが続いています。

実は、熱中症の約4割は室内で発生しているんです。
特に、幼児は大人に比べて体温調節がうまくできないため、ほんの少しの暑さでも、熱中症になりやすいといわれています。
家庭の中でも熱中症予防をすることがとても大切です。



そうは言っても、エアコンを使いすぎると電気代が心配。



そんなときに役立つのが、節電対策にもなる冷却グッズです。
最近は、家庭でも手軽に使えるさまざまな冷却グッズが登場していて、無理なく節電対策をしながら快適に過ごすことができます。
今回は、家庭でできる幼児の熱中症予防に役立つアイテムを7つご紹介します。
どれもすぐに使えて、毎日の生活に取り入れやすいものばかり。
幼児の熱中症予防を無理なく始めたい方におすすめです。
幼児の熱中症を防ぐ家庭で即実践できる7アイテム


熱中症対策グッズを使って猛暑を乗り切ろう!
冷却ジェルシート
相場:150円〜2000円
冷却ジェルシートは、首元やおでこに貼るだけでひんやり感を与えてくれる便利なアイテムです。
常備している家庭も多いでしょう。
おでこに冷却ジェルシートを貼っても熱を下げる効果は少ないといわれることもありますが、実は、頭を冷やすことで自律神経が整い、体に熱がこもりにくくなる事がわかっています。
市販のシートはサイズもいろいろあり、肌に優しい成分のものを選べば敏感な幼児の肌にも安心して使えます。
冷蔵庫で冷やしておけば、さらに冷却効果がアップし、熱中症対策として効果的です。
繰り返し使えるタイプもあり、コスパも良好です。
ネッククーラー
相場:保冷剤タイプ 500円〜3000円
電動タイプ 2000円〜6000円
ネッククーラーは、首に装着するだけで体を冷やし、熱中症予防に大活躍するアイテムです。
首には太い血管が通っているため、ここを冷やすことで全身の体温が下がりやすくなります。
最近では、保冷剤を使用するものから電動のものまで様々な種類が販売されています。
子ども向けのかわいいデザインも増えており、嫌がらずに着けてくれるケースが多くなっています。
動き回る幼児にも使いやすく、家の中で過ごす時間にもぴったりです。
冷感素材のブランケット・シーツ
相場:2000円〜10000円
接触冷感素材を使ったブランケットやシーツは、触れるだけで肌がひんやりと感じるため、暑い時期の寝具に最適です。
お昼寝マットやプレイマットの上に敷いて使うこともできて、遊び時間も快適に過ごすことができます。
吸湿性や通気性に優れている素材を選べば、蒸れを防ぎながら快適な眠りをサポートしてくれます。
洗濯機で洗えるタイプを選ぶと、衛生面でも安心です。
保冷ベスト
相場:1500円〜5000円
保冷ベストは、冷却材を入れるためのポケットがついた着用型のアイテムで、幼児の体全体をムラなく冷やすことができる冷却グッズです。
外出時に使う印象があるかもしれませんが、実は家庭内でもとても便利です。
保冷剤を使用し、適度に冷たい状態がしばらく持続するため、体温の上昇をゆるやかに抑えてくれます。
幼児用に、さまざまなデザインで販売されているので、きっとお気に入りが見つかるはず。
体に直接触れても違和感の少ない柔らかな素材を選ぶと、子どもも嫌がらず着てくれます。
繰り返し使えるので経済的で、節電対策としてもおすすめです。
冷却タオル
相場:110円〜2000円
水に濡らして絞り、軽く振るだけでひんやり感が生まれる冷却タオルは、首や肩に巻くだけで簡単に体をクールダウンしてくれます。
エアコンが効きにくい時間帯や、外遊び後の体の火照りを落ち着かせるのにぴったり。
冷蔵庫で冷やしておけばさらに冷感が長持ちします。肌にやさしい素材を選べば、敏感肌の幼児にも安心です。
家庭で何度も使えるのでコスパも良く、幼児の熱中症予防に手軽に取り入れられるのが魅力です。
卓上ミストファン・扇風機
相場:1500円〜4000円
卓上サイズのミストファンや扇風機は、風を送るだけでなく、ミスト(霧)によって周りの空気全体を冷やします。
電池式やUSB充電式のタイプが多く、コードが邪魔にならず、子どもの近くでも安全に使えます。
コンパクトでもしっかりと涼しさを感じられる設計になっている商品が増えているので、室内でエアコンを控えたい家庭にぴったりで、幼児の熱中症対策にも有効です。
かわいいデザインのドリンクボトル
相場:300円〜4000円
熱中症予防に欠かせないのが、こまめな水分補給です。
子どもが自分からすすんで飲んでくれるように、お気に入りのキャラクターやカラフルなデザインの水筒を用意するのがおすすめです。
ストロー付きやワンプッシュで開けられるタイプなら、幼児でも使いやすく、さっと水分を取ることができます。
また、メモリのついているタイプであれば、どれくらい水分を取れているかが、一目で分かります。
水分補給の習慣を楽しく身につけることで、毎日の熱中症予防につながります。
家庭で使える幼児の熱中症予防グッズを選ぶポイント


冷却グッズを選ぶときは、以下の4点に注意しましょう。
- 安全性
- 子供の反応
- コスパ
- 組み合わせ
安全性
誤飲やケガ、アレルギーの心配がないか確認しましょう
幼児はなんでも口に入れてしまう年齢なので、冷却グッズや保冷アイテムは「万が一壊れても危険がない素材か」を確認することが大切です。
また、扇風機はファンが指や髪の毛に当たらない設計になっていることも大事なポイントです。
ジェルタイプのものは中身に安全性があるか、肌に直接触れるものはアレルギーが出ない素材かどうかをチェックしましょう。
子どもの反応
嫌がらずに使ってくれるかが継続のカギ
どれだけ効果があるグッズでも、子どもが嫌がって使ってくれなければ意味がありません。
冷たすぎるもの、肌ざわりがチクチクする素材などは避けましょう。
柔らかくて気持ちいい触り心地のものを選ぶのがおすすめです。
幼児向けのデザインのものも増えているので、一緒に選ぶのもいいですね。
どうしても気に入ったものがない時は、保冷剤カバーを大好きなキャラクターの布で手作りしたり、シールを貼るなど、ちょっとした工夫をするだけでも、子どもが自分から使いたくなるきっかけになります。
コスパ
繰り返し使える冷感素材や冷却グッズが◎
毎日使うことを考えると、使い捨てタイプよりも、繰り返し洗って使える冷感タオルや充電式のポータブルファン、保冷ジェルなどがおすすめです。
最初はやや高く感じるかもしれませんが、長期的に見ればコスパはとても良く、節電対策にもつながります。
組み合わせ
1つだけではなく、複数の対策を併用するのがポイント
1つのアイテムだけで完璧に熱中症を防げるわけではありません。
例えば、日中はネッククーラー+水分補給、就寝時は冷感シーツ+扇風機といったように、シーンごとに適した対策を組み合わせて使うことで、より高い効果が得られます。
家族全体の生活リズムに合わせて選ぶのがコツです。
エアコンなしでも大丈夫!幼児の熱中症を防ぐ家庭で即実践できる7アイテム!まとめ


今回は、幼児の熱中症予防に使える7つのアイテムを紹介しました。
- 冷却ジェルシート
- ネッククーラー
- 冷感素材のブランケット・シーツ
- 保冷ベスト
- 冷却タオル
- 卓上ミストファン・扇風機
- かわいいデザインのドリンクボトル
どの冷却グッズも簡単に手に入り、家庭で無理なく実践できるものばかり。
また、複数の冷却グッズを組み合わせることで、エアコンだけに頼ることなく、節電対策にもなります。



熱中症予防もできて、節電対策にもなるならぜひ取り入れたいわ。
家庭での幼児の熱中症予防は、ちょっとしたアイテム選びと使い方の工夫で、無理なく・安全に行うことができます。
今回ご紹介したアイテムを上手に活用して、快適で安全な夏を過ごしましょう。